huluプレミア『channel ZERO:キャンドル・コーヴ』を観た感想(ネタバレなし) 気味の悪いミステリーホラー
スポンサーリンク
huluプレミア『channel ZERO:キャンドル・コーヴ』を視聴しました。「huluプレミア」はhuluが日本初上陸の海外ドラマを配信するラインで、マイナーなドラマばかりな上、んん?と思う作品も多いのですが、時々良質な作品もあります。どっぷりハマった『ウェントワース女子刑務所』も「huluプレミア」です。
ハロウィンの時期だったこともあり、ホラードラマを観たのですが結局感想を書くのはハロウィンが終わってからになってしまいました・・・。
『channel ZERO:キャンドル・コーヴ』はシーズンごとにストーリーが変わる作りのドラマで、「channel ZERO」がドラマのタイトル、「キャンドル・コーヴ」がシーズンのタイトルになります。「アメリカン・ホラー・ストーリー」のようなもんです。
『channel ZERO:キャンドル・コーヴ』のあらすじ
児童心理学者のマイクはある出来事をきっかけに、28年前にマイクの双子の兄エディを含む5人の子どもたちが犠牲になった事件を調べるため故郷に戻る。エディの遺体だけ未だ見つかっておらず、当時精神的に耐え切れなくなっていた母親はマイクを親戚に預け、マイクは母親とは離れて育ったのだった。
故郷に戻ったマイクはかつての同級生たちと再会する。友人のゲイリーの家に招かれたマイクは、そこでゲイリーの娘ケイティに会う。ケイティは何も映っていないテレビを見て、「キャンドル・コーヴ」を見ている、と話す。マイクはそれを聞き、他に招かれていた同級生たちとかつて放送されていた「キャンドル・コーヴ」という子ども番組の話題になり、それぞれが「キャンドル・コーヴ」の記憶を語る。
その翌日ケイティが行方不明になり、マイクは28年前の事件、そしてケイティが行方不明になったことがすべて「キャンドル・コーヴ」が関係しているのではないかと考え知らべていくことにするが・・・
というようなあらすじです。
スポンサーリンク
?
『channel ZERO:キャンドル・コーヴ』の感想
この「キャンドル・コーヴ」の元ネタは、都市伝説を集めた投稿サイトに投稿されたストーリーだそうです。そのストーリーは、ネット上で人々が「キャンドル・コーヴを覚えている人いますか?」というタイトルで会話をし、それぞれが「キャンドル・コーヴ」について覚えていることを語るというだけのもので、それをかなり脚色してこのドラマのストーリーに仕上げています。
この「キャンドル・コーヴ」という番組は、「ひょっこりひょうたん島」的な人形を使った子ども向き番組なのですが、まぁ気味の悪い番組なんです。主役っぽいキャラクターも哀し気な雰囲気だし、悪役みたいなキャラも意味不明に気持ち悪い。
そしてちょいちょい現れる正体不明のモンスター?みたいなのの見た目がこれまたゾワゾワします。huluには、集合体恐怖症の方には刺激が強いです、との注意書きもあります。
このゾワゾワモンスターにしろ、「キャンドル・コーヴ」の人形たちにしろ、意味なく気持ち悪い発想のモノってなんかゾッとしますよね。
ゾッとすると言えば、ケイティや他の子どもたちが何も映っていないテレビを見て「キャンドル・コーヴ」を見ているって言ったり、子どもの頃のマイクやエディも砂嵐の画面をじっと見ているシーンがあったりするのがかなり薄気味悪い感じでした。
第1話は淡々とストーリーが進み、訳も分からず盛り上がりもなく終了し、2話以降の視聴を悩むぐらいでしたが、そこをなんとか気合で第2話を観るとあれよあれよと謎が深まり引き込まれるストーリーに発展していきました。
28年前のエディの失踪の謎や、その事件に関わる意外な人物、「キャンドル・コーヴ」を観た子どもたちの変貌など、ミステリーとホラーが合わさってかなりドキドキさせられます。
結末は決してハッピーエンドとは言えず、ハッキリしない部分もあり後味悪い感じですがそれがまた逆にいい。その方法しかなかったの!?って私も結構モヤモヤしました。
怖いというより気味が悪い印象のほうが強いので、ホラー好きの方には物足りないかも。ホラー好きだけどグロイのや驚かされるのは好きじゃない方向きですかね。
気になった方はぜひ視聴してみて下さい。huluにて配信中です。