映画『キング・オブ・エジプト』を観た感想 ネタバレあり ブっ飛び古代エジプト映画
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映画『キング・オブ・エジプト』を観てみました。
エジプトモノが好きな私ですが、この映画はイマイチ評判が良くなかったので今までスルーしてました。
でもやっぱり気になっちゃう。Amazonビデオで無料で観られるということもあり、いざ鑑賞。
映画『キング・オブ・エジプト』のあらすじ
『キング・オブ・エジプト』は、2016年製作のアメリカ映画で、原題は『GODS OF EGYPT』です。
あらすじは、
神が国を統治し、人間と共存していた古代エジプト。オシリス王が息子のホルスに王座を譲ろうとしたその時、オシリスの弟セトがオシリスを殺し、王座を奪う。
ホルスは王座と共に両目も奪われ、どこかに身を隠してしまい、他の神々や国民は暴虐なセトに苦しめられる。
そんな中、人間のコソ泥ベックは、恋人のザヤを救うためホルスに協力し、王座奪還に必要な「神の眼」を盗み出すべく、ホルスと共に立ち上がる。
てな感じですかね。
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映画『キング・オブ・エジプト』の感想
いやあ、評判通りの荒唐無稽映画でした。まず、キャストがほぼ白人。それはレビューなどでも散々書かれていたのですが、ホルスがニコライ・コスター=ワルドー、セトがジェラルド・バトラーって・・・どっちかって言うと古代ローマ人じゃない?
アフリカ系、金髪碧眼、アジア系、色んな人種の人が入り混じってます。インド系の人ならまだしも、古代エジプトはこんなに人種のるつぼじゃないと思いますが。こりゃ批判が起きて仕方ないキャスティングですね。
「古代エジプトが舞台」となってますが、古代エジプト的なのは登場人物の名前だけ。オシリスやホルス、セトは古代エジプト神話に出てくる神の名前ですが、ストーリーはほぼオリジナルになってます。「古代エジプトを参考に」ぐらいだよね。
なによりも仰天したのは神々のバトルシーン。戦闘態勢の神々は人間の姿から急に超合金ロボにトランスフォームしちゃう。
えぇー!!なにこれ、SF映画じゃないか。もしくは『マイティー・ソー』みたいな感じ?神々の親分、ラーも宇宙船みたいなところにいるんです。もう訳がわかりません。
色々ツッコみたいところは満載で、『インディ・ジョーンズ』みたく罠の仕掛けられた遺跡で「神の眼」を盗みだすシーンはCG駆使しまくりで現実味ゼロの中、アッサリ盗みに成功しちゃうし、スフィンクスの謎かけシーンでは、スフィンクスとは呼べない代物としょーもない謎かけに時間を費やし・・・。
個人的に笑ったのは神と人間のサイズ感の違いです。1.5割増しぐらい?微妙!!神が強くて偉いんだったらもっとおっきくしてあげればいいのに。てゆーかもう同じ大きさでいいしょ。
この映画は古代エジプトについて知識がないほうが純粋に楽しめますね。歴史スペクタクルじゃなくSFアドベンチャー?かな。
CGすごいし、バトルシーンも結構見ごたえはあったので、『トランスフォーマー』やマーベル作品を観るような気持ちで観たら面白いのかも。SF苦手でエジプトの歴史好きの私には向いていない作品でした。
ちなみに吹替は最悪らしく・・・字幕で観ることをオススメします。
『キング・オブ・エジプト』はAmazonプライムビデオで視聴できます。